むくみとは
「むくみ」の症状は
⚫︎夕方になると脚が太くなる、靴がきつい
⚫︎靴下のあとがくっきりとつく
⚫︎朝起きたときにまぶたや顔が腫れぼったくふくらんで見える
などがあります。
「最近太った」「服がきつくなった」と言われた方の3割は太ったのではなく「むくみ」による症状です。
むくみは、肥満ではありません。
肥満は体の脂肪の割合が増加した状態
むくみは体の水分の割合が増加して皮膚の下に溜まっている状態です。
人間の体は、体重の約60%が水分でできています。
体内の水分の3分の1は細胞の外にあり、そのうちの約70%が細胞と細胞の間にある細胞間液です。
細胞間液は、心臓から送り出された血液が通る動脈から、酸素や栄養分を含む水分を受け取り、細胞に届ける役目を担っています。
その役目を終えた後、細胞間液は主に静脈(水分や老廃物を心臓に戻す)へ、一部はリンパ管へ回収されます。
何らかの原因で動脈から受け取る水分量が増えてしまったり、静脈やリンパ管への回収がうまくいかなくなると、細胞間液が過剰にたまっていきます。
この状態をむくみといいます。
通常、体内では細胞と細胞の間や血管内、リンパ管内の水分量は一定に保たれています。
しかし、生活習慣や病気などが原因で水分量のバランスが崩れてしまうと、むくみやすくなるのです。