脳から体は変わる。

強いマインドを手に入れるための6メソッド。

 

規則正しい食生活と適切な運動……ヘルシーな生活に必要なことはわかっているのに、なぜこんなにも難しいの?
それは、自分を律するのに必要な脳の力=ウィルパワーが足りていないせいかも。

『VOGUE JAPAN』7月号「脳から、体は変わる。」でメンタリストのDaiGoさんのお話から、強いマインドを手にするために続けたい6つのことをピックアップ。

 

1. ウィルパワーの源、前頭葉を瞑想でパワーアップ。

インテルやグーグルなどの世界的企業でも取り入れられているのがマインドフルネス瞑想だ。ダイエットの敵となる「お腹が空いたから食べたい」「体がきついから休みたい」という本能的欲求に打ち勝つには相当の自己コントロール能力を発揮しなくてはならない。マインドフルネス瞑想は目を薄く開けて座り、ゆっくりと呼吸を繰り返すのが基本。ポイントは1分につき4〜6回のゆっくりした深い呼吸をすることと姿勢を正すことの2点。呼吸に集中していると、いつの間にか雑念が浮かんだり、周囲の音が気になり始めるはず。それに気づいたら、「注意がそれた」と認識し、再び呼吸に集中を。このように「1つのことに注意を向け、もしも注意がそれたらそれを認識して戻す」ことで前頭葉が鍛えられ、ウィルパワーも強くなるのだ。これができるようになると食事改善中に高カロリーなものが目に入っても「食べたい」という欲求を抑え、「これは私には必要ないもの」と意識を戻すことができるようになる。

 

2. 簡単なルーティンを新しく1つ作る。

ウィルパワーが弱い段階で大きな目標を立てるのは挫折のもと。それよりもまずはささいなことを習慣化する練習を。「姿勢を正す」「食べたものを記録する」など行動に結びつく習慣であればOK。これを習慣にすると決めたら、必ずやり通すこと。忘れてしまいそうなほど小さなことを日々意識する。これが自制心のトレーニングに。意識せずに行えるようになったらまた別の習慣を掲げて。

 

3. GI値の高い食品を低い食品に置き換えて。

ダイエットの観点から大敵のように思われている糖質だが、脳のエネルギー源である糖質が不足するとウィルパワーもダウンすることに。ウィルパワーを一定の水準にキープするには短時間で急激に血糖値を上げない、GI値の低い食品を摂ることが大切。GI値の高い白米やパン、ジャガイモや小麦粉製品に代えて、低GI値の玄米やナッツ類、肉や魚、根菜類を食事のメインに置き換えよう。

 

4. 自分の状況を実況中継するように認識。

瞑想の1つにヴィパッサナーという、物事をあるがままに観察する方法が。そのやり方を簡単に説明すると、自分の心の状態、心に生まれた欲望を常に客観的に観察し、実況中継するように認識し続けるという瞑想法だ。自分の周囲と体、心で感じていることを実況することで「今、この瞬間」に集中する訓練になる。食べたい、運動をサボりたいと思ったときにぜひ試してみて。

 

5. ±20秒でよい習慣を我がものに。

2でも述べた習慣を身につけるためのコツを紹介。例えば毎朝、縄跳びを習慣にしたかったら、目立つところに縄跳びを置き、すぐに始められるようにしておく。逆に家に帰ってすぐテレビをつけるという悪い習慣をなくしたいなら、リモコンを引き出しにしまい込み取り出す手間を増やす。よい習慣はそれをする手間を20秒減らし、悪い習慣は手間を20秒増やすと習慣化に弾みがつく。

 

6. 脳の機能回復のためには6時間は眠る時間を確保。

睡眠時間が足りないと食欲が増したり、ジャンクなものが食べたくなったりといった経験が誰しもあるのでは? 睡眠時間が6時間以下になると自制心が弱くなり、ストレスに過剰反応。欲求や誘惑に負けやすくなる傾向に。これは短い睡眠では前頭前野の機能が完全に回復しないことが原因と言われている。睡眠不足はウィルパワーにとって大敵なのだ。